「しぜん」授業
商業施設、イベント、フリースクール/オルタナティブスクール、社会教育施設、保育園、幼稚園、学校など、さまざまな場や機会に「しぜん」という授業/ワークショップを実施しています。
フィールドワーク、アートワークショップ、オンライン/対面、状況に応じて企画を考えます。
「授業」と書いてはいますが、かたちにはこだわらず、理想はむしろ私も自由に過ごすこと。
NPO法人産の森学舎では週2回(小学生と中学生)、おとなとこどもの学校Tetocotoでは週1回(小学生)、「しぜん」の時間を提供中。そのほか、依頼があれば不定期に出張することもあります(熊本の「学び舎あとらぼ」など)。
ご依頼・ご相談、お気軽にどうぞ。
想い
私の理想のあり方は、ただ共に過ごす人になることです。
多様な子どもたち・おとなたちのなかで、 私も一人の人として過ごし、
私自身が自然に触れ、遊び、調べ、作り、学んでいく。
すると、そばで過ごす子どもたちが、時に私に興味をもち、
近づき、感じ、関わり、自分のものにして(appropriation)、やがて脱線する。
直接関わっていない子にも、遊びや文化を伝承するように、
あるいは波紋が広がるように、何かが伝わっていく。
そんなあり方が、自然であり、理想です。
だから、呼び方も「野島先生」よりは 「のじー」「のじーさん」の方がうれしいです。
実際には依頼してくださる方の想いや、
「授業」「ワークショップ」「自然観察会」などの枠組みに沿って、
子どもたちの日常の暮らしにつながることを意識しながら内容を検討し、実施しています。
しぜん授業の例
以下は、あくまで例です。
むしろテーマを決めずに、その場にあるもの、そのときの流れに合わせて臨機応変に実践するのが理想です。
さがす
生きもの探し、冬越しする生き物、森の危険探し、うずまきを探そう、「まだ冬」と「もう春」、「めくって」見つける、池の生きもの、田んぼの生きもの(トンボとヤゴ)、カニ釣り、カニ探し、きのこ探し、かたつむり探し、テントウムシ探し、バッタ探し、虫の鳴き声、貝殻探し、海岸の漂着物、コケ、地衣類、双眼鏡を使う、アカガエルの卵、水生生物を調べる、春の七草、ツクシの観察、実と種、マイクロプラスチック、鉱物採集、夜のコウモリたんけん、など。
つくる
ツバキの種の笛づくり、つるでかご編み、ジュズダマブレスレット作り、マラカス作り、葉脈標本づくり、押し花づくり、草木染め、石磨き、葉っぱでちぎり絵、草笛、ツバキで油を絞る&川エビを炒めて食べる、海水から塩づくり、どんぐりコーヒーづくり、野草茶づくり、スベリヒユを食べよう、タンポポコーヒー作り、ビオトープづくりプロジェクトなど。
そうぞうする
木のねんどと自然素材のヘンテコモンスター、生きものボードゲーム作りプロジェクト、こびとはどこにいた?(マクロ写真の撮影場所を当てるゲーム)、写真詩づくり、ヘンテコ俳句づくり、ロックバランシング、石当てゲーム(石に名付けて、目隠しで名前を当てる)、など。
きく、よむ、はなす
カタツムリ講座、コウモリ講座、哲学対話、身近な生きものの飼い方、論文を読んでみよう、植物色素、ペーパークロマトグラフィー、煮干しの解剖、フィールドサイン講座、視覚、生態系、栄養、遺伝子、進化、野島の子ども時代、など。